右京区の蚕の社を紹介します。
正式名称は…
 「木島坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたま‐)」 

今回は地下鉄東西線、西の終点 太秦天神川 より訪れました。
京阪的には三条駅から地下鉄三条京阪乗り換えですかね。

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そのまま広隆寺へも訪れたのですが、記事を分けることにします。
蚕の社001
太秦天神川から地上に出てすぐ、こんな交差点があります。
三条通りも御池通りも東西の通りなのですが、不思議ですね!
(東西の)通り名の歌 丸竹夷二押御池、姉三六角蛸錦~…♪ の御池と三です。
どういうことかは地図を見て頂ければ…
蚕の社002
三条通りを進むとすぐ鳥居が見つかりますので、こちらの道へ。
蚕の社003
額には蚕養(こかい)神社の文字。
あくまで木島神社(通称)に、この蚕養神社もあるから「蚕の社」と呼ばれるはずなのですが
これをみるとこちらが主体のように思えてしまいますね。
ところで、京都検定テキストや、検索結果のページをみてみると「養蚕神社」という表記が
見られるのですがどちらでもいいんですかね
木島と木嶋の表記違いもありますがこちらはどちらでもいいはず、うちは木島で!
蚕の社004
ここをみると「嶋」ですね。
蚕の社005
そんなに広くはない神社です。
蚕の社006
…と見せかけて社叢(神社境内の森)で結構広いです。
蚕の社007
蚕の社008
何も語らず写真を公開して、セミの声が聞こえるとか言われてみたいもの。
蚕の社009
こちらが蚕養神社(東本殿)です。
養蚕・機織・染色の技術に優れた秦氏に縁が深い、秦氏ゆかりの社ですね。
御祭神、萬機姫(よろずはたひめ)はそれらの技術の神様。
蚕の社010
神紋は双葉葵。 この後に紹介する事柄も含め、賀茂社とのつながりが窺えます。
御祭神は 天御中主命 瓊々杵命 大国魂神 穂々出見命 鵜茅葺不合命
社名に天照(あまてる)とありながら天照(あまてらす)の神様がいないと思ったのですが
ウィキペディアでそのことにふれられていました →Wikipedia
蚕の社011
境内の鳥居の先に…
蚕の社012
元糺の池 という池があります。
糺の森のある下鴨神社と同じく、こちらでも足つけ神事が行われます。
社叢の名も元糺の森。 賀茂社とのつながりを感じますね
蚕の社013
まだ見所があります。 世にも珍しい、三柱鳥居です!
こちらは京都三珍鳥居のひとつなんです
他二つは、北野天満宮と、京都御苑にあります。
掘り返せば写真はあると思うのですが、また行った時に記事で紹介します。
蚕の社014
末社には…キツネがわかりやすい稲荷社があります。
蚕の社015
蚕の社016
京都の夏は暑いで~。 暑いにもかかわらず僕は相変わらずよく歩いてますが
蚕の社017
蚕の社018
最後になりますが、案内板を載せておきます。

蚕の社の紹介は以上になります。 以下ちょっと余談


祇園祭には全く触れないの?と思っている方が居るかもしれないので…
祇園祭は7月中すべてが期間なのと、頭10日くらいは風邪でダウンしていたので
それと生活の都合で追えませんでした! 撮ったものといえばこの程度…
祇園祭001
黒主山
祇園祭002
鯉山
祇園祭003
南観音山の曳初め
この日だけこの辺りの鉾町をふらふらしていたら、人混みに巻き込まれて
半強制的に見物する破目になりました。笑
そういえばこの時季くらいからよく雨が降るようになったと感じだしたような…。

もひとつ余談ですが、以前訪れた勧修寺で実は頂いていた半夏生を
バケツに土と泥と水を入れて植えていまして、そこに何故かメダカ?が泳いでいました。
どこから来たのだろう…、こんなとこに住みついちゃって早死にしてしまわないか心配


ではでは。
次回更新は同日に訪れた広隆寺に続きます! ペルセウス座流星群!