京都御苑、南西角辺りにある拾翠亭
九條池から眺める佇まいが気になりつつ訪れる機会を見送っていましたが、やっと!

ここは特に特別公開、というほどでもなく
冬季を除く毎週末(金曜日・土曜日)に見学ができるのですが、他にも
葵祭、時代祭、御所の一般公開と、御苑に人の集まる折にも開門されるんです。

なので、ここに関しては前回の有栖館と違って、
気になれば週末に京都を訪れれば見学できるので、あまり難はないはず。

また見学は100円と、かなり気軽なところになっています
拾翠亭001
拾翠亭002
案内パンフレット曰く 「拾翠」の名前には緑の草花を拾い集めるという意味が込められており、
その昔平安時代に貴族の方々がのどかな春の日に野辺に出て、
草花を摘んで楽しまれた慣わしに因んで名づけられた。
また、翠という字にはみどりの美しい鳥のカワセミという意味があり、
かつてこの池に数多くのカワセミが飛来したことから「拾翠」と名付けられたとも言われる。 
貴重な現存する貴族のお茶室で、九條家の唯一の遺構です。
九條なのか、九条なのかは、たぶんどっちでもいい
拾翠亭003
苔~
拾翠亭004
これ、思うに飛び石の左側も苔があったのでしょうけど
歩道として見なされていった果てに剥げたんじゃないかな、とか思えてきたり。
思っただけで事実は知りませんが、確実に石を歩くように気遣いたいところではあります。
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内部より - 景観意識で
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内装意識で。
拾翠亭007
京都を巡っていると、建物内部から庭園を眺める機会が多くなってきますが…
光の取り入れ方、内外両方を収めるなら如何に上手く「額」を作るか、
意識次第で千差万別の味わいが出てきますよね。
まあ、前提として構図というものもあるわけですが、どこを拾うかが難しいです。
(そもそもうちはトイカメラ効果を常用している変な部類の人ですが)
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内部に引っこんで、半分くらい視界を絞る図も好きです
路地いいね! の精神もそんなところなのかもしれません。
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小間(四畳半より狭いお茶室、の意)
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2階もあるのです
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こけら葺き、というものですね(屋根)
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1階からの眺めのほうが好きかも… いや
後から見るに、ここからの眺めは大文字山が借景になっていたりするようで、
2階に上がりながらも下方を気にしてしまったその心がおかしかったラシイ。 
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1階に下りまして
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あとは回りもぐるりと… 風情ある四阿だこと 玉響が…
四阿-あずまやと読みますが、ふつうに読めませんよねぇー
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あえて切り取る景観の美しきかな
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拾翠亭 外観
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この小鳥が、じっとしさえしていればわりと近くまで飛んできていました。
あまり見ない小鳥なように思いますが、誰でしょう。 何羽かちょろちょろと。
メジロのような小鳥も近くの地に降り立ってくれたのですがシャッターが間に合わず。
歩みよるならば即逃げられるので、ズームが効けばなあというところでした。

…が、レンズ付け替える暇のほうがない気はするのでレンズを複数所持しだすと
目的を絞った撮影行になることが多くなるのでしょうか。
その辺りの何やかんやと値段のおかげで、いまだ所持レンズ一本なり!
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拾翠亭023
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京都の紅葉はまだこれから
拾翠亭025
厳島神社
あちら側目線の記事は過去にありますので、よければどうぞ 夏季ですが
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では以上で、拾翠亭の紹介は終わりになります。

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拾翠亭028
御苑の紅葉もそろそろかな?